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セルフサービスレンタル自転車のサービスを提供するジェーシードゥコー社が、フランスはパリの街で展開している「ヴェリブ」の自転車レンタル回数が、累計で2億回を突破したと発表しました。

 

「ヴェリブ」はパリの街や郊外の30地域で1,751のターミナルを展開しているセルフサービスの自転車レンタルサービスです。ヴェリブがレンタルサービスを開始したのは2007年の7月で、都市部の環境大気汚染問題に苦しむパリ市街の環境改善に貢献してきました。レンタル利用者の数は毎年増加しており、毎日10万台から15万台の自転車がレンタルされています。ヴェリブの保有する自転車自体も増えて、現在では23,600台の自転車がスタンバイしているそうです。

 

もちろん、このヴェリブのビジネススキームを成功させたのは、公共交通を自転車で補完し、市内の生活環境の改善に貢献しようというパリ市民の意識の高さですが、それを実現に導いたのはジェーシードゥコー社のアイデアでした。ヴェリブのサービスでは、リーズナブルな利用料金が設定され、支払いもクレジットカードでできるようにしました。さらに事前の登録はオンラインで完了できるようになっており、ターミナルでは多言語で利用案内がされるようになっています。行きたい地域をヴェリブのサービスがカバーしていることはもちろん、自転車が壊れたりしない信頼性も大事でした。

 

ヴェリブは、パリ市とその近郊で大気汚染がひどくなる時期には無料のサービスを提供するなどして、都市の大気質汚染悪化の回避に更に注力しています。パリの街のことや市民生活のことを考えてユーザーフレンドリーに徹底したことが、ビジネス成功のカギだったと言えるでしょう。