環境省がPCB廃棄物特別措置法に基づいて、2012331日現在の日本国内にある「PCB廃棄物」の保管状況をとりまとめて発表しました。高圧コンデンサの保管量は204580台、高圧トランスの保管量は全国で3633台でした。

 

PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、絶縁性が高く、燃えにくいという特徴を持っているため、電信柱の上のトランスや蛍光灯などの電気機器に使われる絶縁油、熱交換器の媒体、感圧式の複写紙などに広く使われてきました。一方でPCBは体内に取り込まれても分解されにくい性質を持ち、人の健康を害する他、生活環境中でも悪影響を生じるので、現在では「特別管理産業廃棄物」に定められています。PCBを含む油やそれが塗布されたり、付着しているもの、あるいは一定の容器に封入されているものも「PCB廃棄物」として取り扱われます。

 

PCBには発がん性などの強い毒性があることが確認されてから、昭和478月にPCBの製造が禁止されました。そしてPCBの廃棄処理体制が日本の社会で整うまで、PCBを含む廃棄物を保管することが義務付けられてきました。現在は国内各地に認可を受けたPCB廃棄処理事業者(20143月末現在;16施設)の準備が整い、化学的分解処理や焼却処理が進められるようになりました。しかし、国内で保管されている「PCB廃棄物」の量は莫大であるため、政府は処理期限を設けて、それまでの間、保管している「PCB廃棄物」の届出を義務付けているのです。

 

そのようなルールを定めたPCB廃棄物特別措置法が定められたのは、20016月。事業者が保管している「PCB廃棄物」は、事業者の責任として自らが処分しなければならないこととなりました。当初、PCBの処理期限は、20167月とされていましたが、201212月にPCB廃棄物特別措置法 施行令の一部改正があって、PCBの処理期限は2027331日と改められました。

 

グリーンブルーでは、トランスやコンデンサなどを廃棄処理するに当たって「PCB廃棄物」となるかどうかの判断基準になる濃度分析のサービスを行っています。事業者の方々にとって大変重要な処理判断の材料になりますので、分析精度を重視してISO/IEC17025の精度管理システムに則ったプロセスで分析した結果をお届けしています。なお、グリーンブルーでは、この絶縁油PCBの分析サービスで唯一、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)、つまり国からの認定を受けています。「PCB廃棄物」の適切な処理方法などについてもコンサルテーションをご提供できますので、お気軽にお声かけ下さい。

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