米国エネルギー省のベター・ビルディング・アライアンス(Better Buildings Alliance)は、駐車場の照明エネルギー効率化(LEEPThe Lighting Energy Efficiency in Parking)のキャンペーンを公式に支援すると発表しました。この支援はアメリカ国内の企業におけるエネルギー消費とコストの削減を促進するエネルギー省の約束行動の一環に位置づけられています。

 

駐車場の照明に省エネ型の製品の取付けを進めるLEEPのキャンペーンには、既に100以上の企業や団体が参加していて、駐車場施設のエネルギー効率化に取り組んできました。駐車場が使用されていない時には節電できるように、人感センサーなどを利用した制御装置を導入したり、LEDや高効率メタルハライド電灯を導入したりして、照明装置の長寿命化も進めています。


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LEEPキャンペーンには今日現在、12の下部組織が形成されており、アメリカ全土で50万の駐車場に高効率の照明導入を推し進めることで、活動を開始した2009年以来、約4500kWh/年の電力を節約してきています。このキャンペーに参加している企業と団体では、今後も27000万平方フィートを超える駐車場には省エネ型の照明を設置する方針を公表しており、電力使用量も最大で90%削減できると宣言しています。

 

広大な国土を持ち、車社会を前提として発展してきたアメリカにおいて、駐車場の広さは日本の比ではありません。しかし、一方で日本の駐車場では積極的な節電対策がされているところは少ないのではないでしょうか。また、時間貸しの駐車場では支払いのための小銭を作らせるため、飲料の自動販売機も煌々と夜道を照らしていたりします。宇宙船から夜の日本を見た時、最も明るく見えるのは自動販売機の灯りだそうですが、地下駐車場では日中も利用者のための照明が不可欠です。

 

我が国日本では自動販売機の節電機能開発は進んでいるのでしょうが、その延長線上で駐車場全体の省エネルギーも取り組めないものでしょうか。できれば、アメリカのように官民一体となって技術的な情報支援や補助金などの利用もできるといいのですが、いかがでしょう。