8月26日、台湾の台北にある有名な寺院の「行天宮」は、来訪する人々に焼香をしないで参拝するよう呼びかけました。境内に2基置かれていた香炉は撤去され、それまでモクモクしていた境内に漂う白い煙はなくなりました。

台湾の寺院と言えば、沢山の線香に火を付け、モクモク出る白い煙で天国と結ばれるといういわれがあったため、境内はいつも白く霞んでいました。しかし今回、行天宮がこれを取りやめた理由が、境内の空気中の微小粒子状物質PM2.5に高濃度が検出されたことだというのです。

多くの台湾の寺院の空気中PM2.5の濃度は、一般的な住宅の空気に比較して5~16倍ほども高いとの研究報告があるそうで、訪れる人や僧侶などの健康影響に配慮した上での英断であったのだそうです。

台湾のマスメディアが伝えるところによれば、来訪者や関係者の感想は様々で「しっくりこない」と批判的に見る人や「手を合わせて心の中で祈れば、焼香しなくても問題はない。」と考える方もいるそうです。

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