米国のグーグル社(Google)が開発中のヘッドマウントディスプレイ方式のウェアラブルコンピュータ「グーグル・グラス」は、先日、日本にもその存在が電撃的にニュースで伝わりましたので、既にご存知の方も多いと思います。グーグル・グラスは、眼鏡のフレーム部分に取り付けられたプリズムに、文字や画像などの情報が映し出され、ユーザーはこれを見たり読んだりすることでハンズフリーのまま情報を得ることができます。また、逆に眼鏡のフレームを指で触れたり、音声で指示を出したりすることで、操作/入力をしていくこともできます。

 

そんなニュースが伝えられたおり、9月末に東京都内で開催されたNEDOロボットベンチャーショー」で株式会社QDレーザが開発中の「スマートグラス」を発表しました。何と、このスマートグラスは、半導体レーザーとMEMSミラーを組み合わせて用い、網膜に直接画像を投影することができるのです。

 

網膜に直接画像を投影できるということは、周辺の環境に左右されないで高い色再現性を実現できることだと、商品開発の担当者はコメントしています。さらに、網膜上に直接画像を結像させるので、装着して利用する者の視力に依存しないという利点があります。つまり、近眼などで普段眼鏡をかけている人でも、矯正の必要がなくなる他、弱視のひと向けの補助機器としても利用することができます。液晶ディスプレイに映像を映すタイプのスマートグラスと比較すると、小型化、軽量化が容易で、必然的に省エネも狙えるのだそうです。

 

網膜に直接投影するスマートグラスは、産業向けの作業支援用途及び医療向けの視覚補助用途で2015年までに有線で実用化することを目指しているとのことです。さらに2017年までには、無線での実用化が計画されているので、その完成が待たれます。

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