木枯らし1号が吹いて、急に冬の気圧配置が出現する頻度が高くなった日本列島ですが、この時期、グリーンブルーのスタッフが環境大気の測定局舎の上に登って気象計の保守・点検作業をしていると、多く目にするのが稲刈りを終えて稲穂を干している田んぼの風景だったりします。

日本のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の交渉参加が決まり、何かと話題に上る日本の稲作ですが、一口に「お米」といっても国内で作付けされている品種だけでも300品種以上もあるのをご存知でしょうか。いずれの品種も、度重なる品種改良を経て開発されてきた素晴らしいお米たちです。

 

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・コシヒカリ
日本の美味しいお米として誰もが最初に思い浮かべるのは「コシヒカリ」でしょう。広く全国で栽培されていて、人気もナンバーワン、作付面積もナンバーワンです。また、多くの新しい改良品種がこの「コシヒカリ」を母に、改良されているのも事実です。

 

・ひとめぼれ

東北地方太平洋沖地震で壊滅的なダメージを受けた「ササニシキ」に代わって、今の東北地方を支えているのは「ひとめぼれ」です。さっぱりした「ササニシキ」よりも艶が良く、適度な味や香りが冷めても美味しさを維持します。どんな料理にも合いやすいので、多くの飲食店で起用されていますね。

 

・キヌヒカリ

「コシヒカリ」と比較すると両極端に位置するのが「キヌヒカリ」です。多くの寿司屋で起用されるのは、艶やかな一粒一粒が際立つ炊きあがりをするからだそうです。関東地方と近畿地方での作付けが多いようです。

 

・ふさこがね

千葉県で多く作られているのが「ふさこがね」です。もっちりした粘りでふっくらと炊きあがる「ふさこがね」は、白く大きな粒が人気で、おにぎりを作るにはもってこいです。

 

・彩のかがやき

一方、埼玉県が開発したのが「彩のかがやき」という品種です。「コシヒカリ」のようにしっかりとした粘りを持っているのが特長だそうですが、病害虫にも強いこの品種は有機栽培や減農薬栽培でも、その威力を発揮します。

 

最近では、地球温暖化に伴う気温上昇に強い品種や、異常気象による強い風雨に曝されても大丈夫な背丈の低い稲の品種も次々に開発されてきています。大きく「コシヒカリ」のDNAを源流に、その土地の気象条件や好みに合わせた様々な品種改良が重ねられているのが日本の美味しいお米たちです。北海道だけとか、九州だけで作られているといったような「ご当地米」も沢山存在しますので、取り寄せて食べ比べをしてみるのも楽しいですね。

最近では、街のお米屋さんに「お米マイスター」なる有資格者がいらっしゃって、このような多岐にわたるお米の選び方や炊き方などを教えてくれるところが増えています。ぜひ、活用してみて下さい。

 

お米マイスター全国ネットワークHP

http://www.okome-maistar.net/