915日から17日にかけて早稲田大学西早稲田キャンパスで開催された大気環境学会の56回年会は大盛況の盛り上がりを見せました。1年間の研究成果が発表される一般研究発表のほか、PM2.5や水銀などの研究分野ごとの分科会、特定テーマについて議論する特別集会では、興味深い研究で得られた知見が発表されました。また、「学生・若手セッション(口頭発表)」やポスターセッションでは、優秀な若手研究者の方々や学生さんが表彰され、その素晴らしい研究の成果が称賛されました。

 

この年会では「年会におけるカーボン・オフセットの実施」がテーマに掲げられ、温室効果ガスの排出削減の有効な手段の一つであるカーボン・オフセットに取り組まれました。年会実施によって発生するCO2の排出量の算定を行い、カーボン・オフセットが実施されました。更にこのような温室効果ガスの排出削減のための活動の一貫として「地球温暖化対策とカーボン・オフセット」の特別セミナーが開催され、グリーンブルーからも取締役の三阪が講演させて頂きました。この特別セミナーでは、官民それぞれでカーボン・オフセットへ取り組まれている権威の方々がその現状を発表されました。このセミナーには、大気環境学会の会員だけだはなく、一般の聴講者の方々も沢山参加されました。

 

特別セミナーの冒頭では基調講演として、国立環境研究所の向井先生が地球規模で研究が進む地球温暖化ガスの増加について、解り易くお話し頂きました。カーボン・オフセットフォーラムからは、秋山さんがカーボン・オフセットの仕組みと最新動向を紹介されました。東京都地球温暖化防止活動推進センターの小島さんは、東京都の気候変動対策の概要と地球温暖化防止活動推進センターの取組みを話されました。山梨県森林環境部からは小峰さんが山梨県有林の地球温暖化防止の取組みとして国際森林認証(FSC認証)について説明して下さいました。一方、民間の取り組みとしては、全日本空輸株式会社(ANA)の望月さんが全日空グループの環境マネジメントとカーボン・オフセットへの取組みを紹介されました。また、株式会社ローソンからは片山さんが、ローソングループの社会・環境への取組みと「CO2オフセット運動」を紹介されました。グリーンブルーからは、三阪が大気環境学会年会のカーボン・オフセットの実際をご説明させて頂きました。最後には、総合討論としてパネルディスカッションスタイルで聴講者の方々からの質問に登壇された先生方がお答えになられました。普段聞き慣れない「カーボン・オフセット」の実態に触れ、多くの方々が質問や感想を投げかけられ、非常に有意義で楽しいセミナーとなりました。

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