グリーンブルーのスタッフは一年中、日本各地を飛び回っていますが、そこで口にするのが各地の新鮮な名産品。そんな中でも年末から春の前くらいの今の時期に、どこへ行っても美味しくなるのが豆腐なのをご存知ですか。

tofu

最近では海外に行っても食べることができるようになったヘルシーな日本食の代表、豆腐ですが、国内では時期によって夏大豆、秋大豆、中間大豆など、種類の異なる大豆を原料にしています。豆腐の製造で主に使われるのは10月頃に収穫され、乾燥処理を経てきた秋大豆なのですが、新年が明けて以降、今くらいの時期に食卓に乗ってくる豆腐がいわゆる「新豆」使用の豆腐になるので美味しいのです。

材料の大豆は保存期間が長くなると酸化が進んで質が落ちてしまい、豆腐になった時の舌触りが低下してしまうそうです。業界の方たちはこのような時期の大豆を「ひね豆」と呼ぶそうですが、最近では貯蔵技術が進んできたのでその差もなくなってきたようです。

文献に豆腐が初めて現れた室町時代でも、奈良で作られた豆腐が京都の街に運ばれるまでに傷んでしまったので、当時は冬の季節の食べ物だったようです。

今も昔も美味しい冷や奴を楽しむにはこの季節がベストなのかもしれませんね。