5月24日から25日の夕刻にかけて、アメリカ合衆国の西海岸カリフォルニア州北部 テハマ郡の上空に巨大積乱雲(スーパーセル)が出現しました。サクラメントにあるグリーンブルーの協力分析ラボのスタッフからの知らせによれば、このスーパーセルの影響で猛烈な雷雨と暴風に加えてゴルフボールくらいの大きさの雹が降ったところがあったそうです。アメリカの国立気象局は、州都サクラメントの北にあるレディングの一帯に「猛烈な雷雨警報」を出して、住民に不急・不要の外出を控えるよう呼びかける事態となりました。

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低気圧を構成する空気の塊のことを「セル」といいますが、単一のセルが非常に激しい雷雲群やそれによってもたらされる嵐を伴って発達した時には「スーパーセル(supercell)」と呼ばれます。回転する継続した上昇気流のエリア(メソサイクロン)ができるとスーパーセルになりやすいのですが、報道では「超巨大積乱雲」とも呼ばれます。

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アメリカではトルネードや雹などを伴って大きな被害を出すことも多いのですが、日本でも数年前に愛知県内でスーパーセルが発生し、約7000回もの落雷が生じたのは記憶に新しいところです。まるでスタジオジブリの「天空の城 ラピュタ」のアニメに出てきたような、おどろおどろしい雲を見かけたら、まずは屋内に避難して安全を確保しましょう。

カリフォルニア州テハマ郡で見られたスーパーセル