西ヨーロッパの諸国が猛烈な熱波に見舞われています。オランダ、フランス、ベルギー、ドイツ、イタリア、ポルトガルといったエリアでは数日間、40度前後の気温が続いています。スペインとポルトガルではこの数日間で高温が原因で1000人以上が死亡したと報道されています。


ENG2
 

スペインの北部では718日に摂氏43度の気温が記録されました。イギリスとフランスではそれぞれ猛暑警報が発令されています。フランス、ポルトガル、スペイン及びギリシャで発生した山火事では、数千人が避難しないとならない状況であると報道されています。

 

フランスの西部に位置する都市ナントでは気温42度が観測されるなど、多数の地域で観測史上最も暑い日が続いていると国立気象局が発表しました。この数週間に発生した山火事で3万人以上の住民が避難を強いられており、緊急避難所が各地に設置されているようです。特にフランス南西部のジロンド県では大きな被害が出ており、712日以降で15000ヘクタール以上の土地が焼けたと報告されています。

 

714日のポルトガルの気温は47度に到達。海洋気象庁(IPMA)は国内の大部分を対象に火災の危険性が高くなっていると警報を発しました。北部のムルサからは火災の可能性が高まっているとして300人の住民が避難したそうです。

 

イギリスでは18日にイングランド東部のサフォークで38.1度が記録されました。予報によると、19日には最高気温が同国の観測史上最高の40度を超える可能性がある。イギリスの気象庁は気温が41度まで達する恐れがあるとして猛暑警報を出しました。

 

この灼熱の中で交通機関も運行に支障が出てきており、ロンドン郊外のルートン空港では滑走路の一部が浮き上がってしまい、航空機の運航が一時中断されました。鉄道も運休が出ているようです。スペインでは20件近くの火災が鎮圧不能となってしまい、ポルトガルとの北部国境付近で発生した火災のために列車が一時立ち往生してしまいました。


ENG1
 

私たちが住む地球上の気温は18世紀の後半に比べて既に1度上昇してしまっています。その主な要因はひとの活動から排出された温室効果ガスです。この排出を各国で大幅に削減しない限り、地球温暖化は食い止めることはできません。