アメリカ海洋大気庁(NOAA)のウェブサイト上で、アメリカ気象学会が、2012年に5大陸と北極圏で起きた12件の極端な気象現象(Extreme Weather)について、原因に関する報告書を発表しました。

この報告書によれば、2012年の極端な気象現象は主に気象・気候の自然変動が原因でしたが、そのうちの半分の現象では人間の温室効果ガス排出による気候変動も原因の一つになっていたということです。

例えば...

2012年にアメリカを襲った春~夏季の熱波は、主に自然な大気の動態として説明できるものの、人為的な気候変動が加わったことで気温上昇の幅が大きくなったとされています。

また、ハリケーン「サンディ」がもたらした洪水は、大規模な高潮と満潮が重なったことが主な原因でしたが、気候変動による海面の上昇で、現在も同様な洪水が発生する可能性は約2倍になっているとのことです(対1950年比)。

北極圏における夏季の海氷域の記録的な縮小は、海洋と大気の温度上昇による融解が原因とされています。もちろん、これは自然の変動だけでは説明できるものではありません。

さらに報告書は、2012年に世界各地で発生した豪雨は自然変動が主な原因とした上で、イギリスやオーストラリア南東部で起きた豪雨は人間の活動による海面温度の上昇と大気中の水分の増加が寄与しているとして言及しています。(2012年7月の日本の南西部で起きた豪雨は、自然変動の範囲とされています。)

他にも2012年に起きた多くの極端な気象現象が取り上げられていますので、下記のURLからご覧ください。

http://www.noaanews.noaa.gov/stories2013/20130905-extremeweatherandclimateevents.html

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