以前、10月16日の「世界食糧デー」のイベントをご紹介しましたが、欧州委員会(EU)は、世界食糧デーに際して欧州諸国における食糧廃棄の削減を求める声明を公表しました。

国連食糧農業機関(FAO)発表の情報によれば、全世界中では消費される食糧の3分の1に相当する13億トンの食糧が毎年廃棄されており、そのうちの約9千万トンがヨーロッパ圏内で廃棄されているとのことです。

廃棄食料の問題は、様々な要因により増大しているものの、家庭では賞味期限と最低消費期限が混同されていたり、食品消費の意識が欠如していたりすることが、廃棄食糧を増やす要因の一つになっているとされています。飲食店では一品の大きさが不適切であったり、来客数予想が難しいことが障害になっています。また、小売業では非効率な在庫管理が指摘され、農業や食材加工業では過剰生産が廃棄食糧増加の要因に挙げられています。

ヨーロッパの資源効率ロードマップでは、食糧の資源効率改善が重要な対策のひとつに設定されていて、EUにおける食糧廃棄物を2020年までに半減させる方針です。

欧州委員会では食糧確保の安全性を損なうことなく、食糧廃棄を止める手法について評価を開始していて、食糧廃棄ワーキンググループで食糧廃棄物削減の優れた実践例の開発を行っているほか、食糧廃棄に関する情報提供のキャンペーンを開始しています。

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