woodjob

『ウォーターボーイズ』(2001)、『スウィングガールズ』(2004)と、大ヒット映画を世に送り出している矢口史靖監督の最新作をご紹介します。これまで男子高校生シンクロ水泳や女子高生ビッグバンドジャズなど、ユニークなテーマを取り上げて日本中に笑いと感動を届けてきた矢口監督ですが、次の作品のテーマに選んだのは、なんと『林業』!

2009年に発売されるや、2010年度本屋大賞第4位を獲得。シリーズ累計発行部数33万部を超える、三浦しをんさんのベストセラー小説「神去(かむさり)なあなあ日常」を原作にしています。いつものように矢口監督が丹念な取材の成果を盛り込んだ脚本は、よくできた“青春林業エンタテインメント”に仕上がっているとともに、今の林業の抱える問題もそっと映しているそうです。

グリーンブルーでも、カーボン・オフセット・サービスでは、お客様に森林の効率的運営から生まれるオフセット・クレジットをお勧めするケースが増えています。日本は世界的にも有数の森林資源保有国(森林率67%、森林面積2,500万ヘクタール)です。OECD加盟国など、産業が発展している国々の中では、フインランドやスウェーデン、韓国と並んでトップクラスです。空気中の二酸化炭素を取り入れて光合成に利用し、酸素をはきだしてくれる森林は、地球の温室効果にブレーキをかけてくれる大事な資源であり、国土の2/3も森林を保有している日本は、海外にもそれを誇れるのです。

しかし、森林の地球温暖化防止効果を維持するには、成長過程で過密になった森林を適当な密度にするために抜き切りをする「間伐」の作業が不可欠になります。間伐の作業が不足すると木が太れず、風害や雪害などの被害を受けやすくなってしまいます。また、下層植生がなくなってしまい、水土保全の役割も十分発揮できなくなってしまうのだそうです。

間伐のような作業などを行う林業では、高齢化が進み、従事者の人口が激減している現状があります。矢口監督の映画「WOOD JOB!」を観て笑った後は、そんな日本の林業のイマにも少し考えを馳せてみて下さい。

http://www.woodjob.jp/